余合ナオミのコスチュームジュエリーメイキング
ワイヤー&ビーズなライフスタイルを発信します


2006.11.1

NY,香港で購入したシノワズリーなパーツでエスニックなネックレスを作りました。
     チュニックに合わせてミラノマダムを気取りたい(笑)。
     
     チュニックはラテン語   tunica   に由来しているそうです。
     紀元前3000年の昔から存在することが確認されており、ギリシャ、古代ローマ時代から腰まである下着、上着として着用されていたとのこと。
     そういえば映画の中でジュリアス・シーザー、ブルータスとかが着てますよね?
     
     今、観てみたい映画の一つがモニカ・ベルッチ主演の「ミッションクレオパトラ」
     http://www.gaga.ne.jp/cleopatre/。
     とてつもなくお馬鹿そうな映画です♪
     きっとtunicaを着たシーザーも登場することでしょう…。
2006.11.4

5年前に頂いたサンセベリアに初めて花が咲いた。
     リューゼツラン科の属名Sansevieriaは、18世紀のイタリア、サンセビエロ(Sansevieria)の王子Reimond   de   Sangroを記念してつけられたものだそうだ。
     わお!王子様の花だ(笑)。
     サンセベリアはマイナスイオンを発生させると言われていて人気の観葉植物。
     また葉の模様から「虎の尾」とも呼ばれている。
     5年前からぐんぐんと延びて、とうとう花も咲いたので、私の愛の力と我が家の環境が王子様はお気に召したのね〜と天狗になっていたら、「乾いた土を好むサンセベリア、水やりのしすぎで根腐れで枯らすことが多い」との記述が…、結局は私のズボラな水やりが幸いしたってことですね…(笑)。
2006.11.5

香港キラキラパーツなどを使って、ヴィンテージテーストのジュエリーを制作。
     尊敬するコスチュームジュエリーのデザイナー「ミリアム・ハスケル」へのオマージュ。
     ハスケルと同じようにワイヤーで透かしパーツにビーズを固定しています。
     ハスケルの多くの作品はフランク・ヘスというMacy'sのウインドーディスプレーのデザイナーだった男性と共に創りだされています。
     ハスケルの大胆かつコスチュームジュエリーの名の通りにドレスとの計算尽くされたバランス、またパーティーなどで10m先からでも目を奪われそうなインパクトあるデザインは、ディスプレーデザイナーだったからこそ生み出される作品と思わず納得し、共感しております。
     コスチュームジュエリーの創始者はココ・シャネルです。従来の宝石を使わずガラスや卑金属など所謂FAKE素材で作られた斬新なジュエリーは「エレガントな淑女というものは、イベントやパーティーのたびに、服やジュエリーを取り替える」というコンセプトで作られたそうです。
     私のこだわりは高価なアンティークビーズなどを使わず、現代の素材でVintage   Styleなジュエリーを生み出したいと試行錯誤中です。
2006.11.8

11月に入って、「おしゃれ工房」の撮影とフェスティバルに向けて焦りを感じだし、ネットスーパーだよりの引き篭もり生活をおくっている。
     炭水化物、ワイン、シャンパンなど大好きなモノも断っている。
     煩悩を捨てた修行僧な生活を目指しているのだけど…。
     さすがに一週間を過ごして、とっても人恋しくなってきてた。
     昨日は全日空ホテルのお教室。
     久しぶりに素敵な方々とご一緒できて楽しかったです。
     リフレッシュできました。
     ありがとうございました。
     皆様が私よりずっと丁寧に美しくミニバスケットとリングを仕上げてらして、逆に大変勉強になりました。
     リングが30分もかからず完成する割にはゴージャスと喜んで頂けて嬉しかったです。
     ぜひ余ったビーズなどでも素敵にできるデザインのリングなので、ご自宅でも楽しんで頂けたら嬉しいです。
     
     昨日のケーキはまるでロイヤルハワイアンのような艶やかなピンク!
     全日空のペストリーショップにもピンク系のケーキが沢山並んでました。
     お隣ではケーキ教室を開催されていたのですが、噂によるとピンクのクッキーが課題だったご様子。
     昨日のパティシエの平井先生の気分は「ピンク」だったんですね…。
     フラミンゴのような美しくて発色の良いピンク。
     修業の身の私にはかなり刺激的でした(笑)。
2006.11.12

日ごろのうっぷんをはらすかのごとく、金どこの上でシルバーワイヤーを叩いて叩いて叩きまくる土曜日。
     
     この金どこ作業を「夏休みお子様教室」でも行なったことがある。
     借りてきた猫のようにおとなしかった子供達。
     最初は遠慮がちに恐る恐る叩いているのだけど…
     だんだんと水を得た魚のように活き活きと楽しそうに叩きまくっていたのがとても印象的。
     塾やお稽古に忙しそうな現代の子供。
     ストレス発散に「一家に一台金どこ」はお勧めです。
     
     昨日は叩いたワイヤーをろう付けし、クラフト感溢れるチェーンに仕上げた。
     チェーンにナチュラルなクリスタルを繋げ、アシンメトリーなロングネックレスを制作。
     珍しく夫が褒めてくれた。
     彼はワイヤーが全面にでた作品の方が好みのようだ。
     「カブにもこういうの作ってあげなよ」と夫からリクエストが…。
     私が一山当てたら、金のワイヤーでラッパーがするようなゴージャスチェーンを作ってあげるからね、カブ♪
     「HEY   YO」と吠えて欲しい。
2006.11.15

クリムトの絵画から飛び出してきたようなビーズ。
     透明の樹脂に渦巻きワイヤーを封じ込めている。
     バイキングニッティングと繋げてシンプルなネックレスに仕上げました。
     ビーズ自体がとてもインパクトがあるので、革ひもやワイヤーに一粒通してチョーカーにしても素敵です。
     香港で一目惚れして買い占めてきました。
     思わずキスしたくなるキャンディーのような愛らしさ♪
     おしゃれ工房フェスティバルで「KLIMT   BEADS」販売いたします。
2006.11.16

本日「おしゃれ工房」のテキストが発売になりました♪
     フェルト作家山崎左織さんのサンタのクマさんの表紙がとってもラブリーです。
     今回、「クリスマスを遊ぶワイヤーのケーキスタンド」というタイトルで P50〜P57での掲載です。
     ぜひ書店などでお見かけの際はご覧になっていただけたら嬉しいです。
     よろしくお願いいたします。
2006.11.17

「ナオミ」という名前はクリスチャンだった祖父がつけてくれました。
     旧約聖書に出てくる女性の名前です。
     ヘブライ語で「幸せ」や「和み」を意味し、イスラエルでもポピュラーな名前だそうです。 
     海外でも説明なく覚えてもらえるので便利です。
     子供のころは日曜学校に通っていたのですが…父は無神論者でしたし、夫の実家は曹洞宗のお寺です。
     最近はイエス・キリストとはすっかり縁遠くなってしまっておりますが…やっぱりクロスモチーフは身に着けていると安らぎを感じます。
     
     以前観た「STIGMATA〜聖痕〜」という映画。
     最初はB級ホラーかと思って観ていたら、耽美な映像と音楽に思わず引き込まれました。
     大まかな内容は…ブラジル旅行中の母親から贈られたロザリオを手にしてからヒロインに次々と聖痕現象が現れ、バチカンから派遣された神父が彼女を救うというストーリー。
     「荘厳かつ華美な教会などは必要ない」というようなキリストが残した最後の言葉の存在も盛り込まれ、バチカンや現在の宗教のあり方に対して一石を投じる内容です。
     結構奥が深い映画でした。
     
     西欧のみならず東洋でもクロスモチーフをファッションとして身に着けている昨今の現状をイエス・キリストはどう思うだろうか?
     でもきっと寛容な精神でお許しくださいますよね?
2006.11.19

チロル地方の修道院に古くから伝わるKlosterarbeitenの技法を使ってバラのコサージュを制作しました。
     ワイヤーとブリヨン(Bouillon)を使って宗教画を飾るクラフトKlosterarbeiten。
     さながらチロルのイコンといったところだろうか…。
     ブリヨン(Bouillon)は、ら旋状の飾りワイヤーです。もともとは中世ヨーロッパの貴族の衣装の装飾に使われていた素材。
     色も多彩で太さや形状もいろいろな種類があります。
     現在はインドで多く生産されているようです。
     ブリヨンを使うとワイヤーアートの世界はさらに拡がります。
     現在発売中の光文社「ビーズ・ニュース12」でもブリヨンを使った作品を2点紹介しております。
     また3月の全日空ホテルとNHK大阪文化センターの講座でもブリヨンを使ってみたいと思います。
     ご一緒できるのを楽しみにしております。
2006.11.20

「おしゃれ工房」の撮影とフェスティバルの準備で家は戦場。
     戦闘モードフルスロットル状態でテンパる私。
     そんな中、クリスマスツリーを飾った。
     毎年、点灯する瞬間は初めて火をおこせた原始人と(多分)同じぐらいの感動を覚える。
     クリスマスのイルミネーションを眺めていると…プレッシャーでがんじがらめに固まってしまったハートがほぐれていく。
     灯は人を優しく温かい気持ちにしてくれるから不思議。
     
     このツリーを松坂屋の「おしゃれ工房」フェスティバルでも展示いたします。
     「ワイヤークリスマス」を体感しにいらしてくださいね♪
     期間中の12月13日(水)13:30〜15:00と12月16日(土)11:00〜12:30の2回、「星のオーナメント」を制作する講座も行ないます。
     窓辺にさげたり、壁に飾ってもクリスマスムードが盛り上がりますよ♪
     ご一緒できるのを楽しみにしております。
     よろしくお願いいたします。
2006.11.22

昨日は自宅での撮影。
     今回の「おしゃれ工房」ではハウツーだけでなく、Wire   Life(夫曰く針金まみれの生活)もご紹介して頂ける事に…。
     前日は必死のお片づけとテーブルコーディネートに勤しみました。
     Kranzの大金健浩さんにフラワーアレンジメントをお願いしました。
     花とワイヤーのコラボです。
     普段からこんな生活を心がけたいものです…(笑)。
     
     とっても丁寧に撮影して頂きました。
     ぜひ全容は番組をご覧になって頂けたら嬉しいです。
     放送日は12月12日(火)教育テレビPM9:30〜9:55です。
     再放送は12月13日(水)教育テレビPM2:30〜2:55です。
     
     また12月12日(火)のNHK名古屋放送局制作の「さらさらサラダ」にもちょこっと生出演いたします。
     
     展示に向けてラストスパートです。
     ワイヤークラフトの楽しさを伝えられるように頑張ります!
2006.11.25

作業も佳境。
     アトリエの床一面にビーズのストックを拡げている。
     ちょこちょこっとカブが入ってきてはビーズをくわえて逃げていく。
     よく狙われるのはコロンとしたイタリアンビーズ、編み玉、そして匂うのか?ボーンビーズ。
     お魚くわえたドラ猫を追っかけるサザエさん状態でカブからビーズを取り返す私。
     「もっと構ってよ〜」と言いたげなカブの視線。
     けっしてビーズが食べたいわけではないのよね。
     ごめんねカブ。
2006.11.27

スタジオ撮影で着用予定のエンパイヤワンピース。
     星柄が「クリスマスを遊ぶ」というテーマにぴったりだわ〜と自画自賛。
     ワンピに合わせてゴールドのロングネックレスとピアスを制作。
     しかし、このエンパイヤワンピースはくせ者。
     私の体型だとマタニティードレスのようになる。
     このスタイルで電車に乗ったら間違いなく席を譲ってもらえそう…。
     ダイエットもラストスパート。
     果たして間に合うのか…。
     ふと、妊婦というよりも私はクリスマスツリー体型なのではないかと閃いた!
     「そうだ!クリスマスの楽しさを体を張って表現したパフォーマンスだと思ってもらえば良いのでは…」と本末転倒な思考へと…トホホ。
2006.11.28

インパクト柄のラップワンピに合わせてビーディングリングとイタリアンビーズ、スモーキークオーツを繋げてモダンなネックレスを制作。
     「ビーズ・ニュース11」で勝手に命名した「ビーディング」(笑)。
     ワイヤーと糸通しビーズを使って作るビーディングリング、ビーディングビーズ、ビーディングコイル。
     甘口になりがちのビーズアクセがきりりとクールに辛口モードに仕上がる。
     これは「流行語大賞」狙えるな〜とまで思ってた(嘘)。
     今のところマイブームで終わってそうな「ビーディング」。
     これからも伝道師として作り続けたい。
2006.11.30

ビーディングが止まらない…。
     グレーバージョンを制作。
     ビーディングビーズ、ビーディングリング、イタリアンビーズ、カレン族シルバー、淡水パールを繋げた。
     最近、自分の制作するアクセは体型に比例しているのか「ボテ」「ドスン」といった感じのインパクト大のモノが多い気がする…。
     私の辞書には「繊細」とか「可憐」という言葉はないのだろうか?
     自分へのアンチテーゼの意味合いも込めて、一度ガラス細工のような儚いアクセを作ってみたい。
     「ぎゅっと抱きしめたら壊れてしまいそうな守ってあげたくなるタイプ」
     そうそうそんな感じのかわいい女の子のイメージなアクセ。
     「殺しても死なない」と言われている私とは真逆なタイプだ。
     「本当はそんな女の子が好きなんでしょ〜!」と日本の中心名古屋で1人叫ぶ。
     
     (名古屋では「どまんなか祭り」が開催されている。
      
     そしてお隣岐阜では東海冬の風物詩「裸祭り」という有名な祭りが…。
      
     初めてその存在を知った時にはぎょっとし、良からぬ想像をしてしまった。
      
     実際はとても伝統と格式のあるお祭りだそうです。)
     
     なんだか支離滅裂な日記です。
     11月が終わってしまうので、焦りから自暴自棄に陥りがち…。