余合ナオミのコスチュームジュエリーメイキング
ワイヤー&ビーズなライフスタイルを発信します


2008.4.1

「春の装いに合わせてLove Is a Many Splendored   Thingを楽しんでおります」と嬉しいお手紙やメールを頂戴しました。
     桜を見るより、「ホーホケキョ」とうぐいすの鳴き声を聴くより、「魔法の言葉」で私に「春」が訪れました。
     「言霊」、「言葉のチカラ」ってすごいなっていつも思います。
     素敵なお手紙、メール、講座での温かい励ましのお言葉にいつもパワーを頂戴しております。本当にありがとうございます。
     
     「蝋燭が好き」と書くとなんだかSM   チック。
     「キャンドルが好き」と書くとぐんと乙女チック。
     言葉って不思議です。
     そしてもちろん私は後者です(笑)。
     最近キャンドルマニアというぐらいはまってます。
     パリの老舗LADUREEのキャンドルはパッケージもペパーミントグリーンの容器も甘いストロベリーの香りも乙女心をくすぐります。
     もったいなくてなかなか使えない…。
     HENRI   BENDELの蓋付きキャンドルは旅のお供に持ち歩いてます。
     一人旅や出張で夜ゴハンはホテルの部屋でデリやコンビニゴハンですませることが多い。そんな時キャンドルを灯せば寂しい、侘びしい気分が少し薄れます。
     また禁煙の部屋がとれなかった時には「ファブリーズ」のような役割も果たしてくれるキャンドル…(つづく)。
2008.4.2

キャンドルの灯りに心癒されるのはなぜなのでしょう?
     「マッチ売りの少女」ではないのですが…キャンドルの灯りの向こうには幼い頃の誕生日やクリスマスに亡父、母、兄とケーキに蝋燭を立ててお祝いした数少ない家族団欒の思い出が映し出されるのかもしれません。もう4人で暮らす日は訪れることはない血の繋がった家族…。
     あっ今の夫との暮らしが辛い訳でもなんでもないんですよ〜。むしろ夫のほうが気楽に何でも話せる「同士」又は「戦友」のような血の繋がり以上の強い絆で結ばれている気がするんです。
     子供の頃、3歳上の「お兄ちゃん」が大好きだった。いつも兄の後ろを追いかけていた。兄の真似をしてプラモデルを作ったり、二人でスーパーカーにはまったり…。
     でも大人になるとなんだか照れからか上手く兄と言葉を交わせなくなってしまいました。また血の繋がった分遠慮がなく、何気ない言葉でお互い傷つけたり、傷ついたリの繰り返し…。よくある骨肉の争いとかって最初は些細な言葉から始まっている気がする…。
     この春、再び異国の地に赴任する兄に「お兄ちゃん、体に気をつけてね」そんな素直な言葉もかけられない自分のもどかしさをキャンドルの灯りは癒してくれる。
     そして、言葉にできなくても手紙やメールで伝えてみようかなと「春」が私の背中を押してくれました。
2008.4.3

「ジェンダー論においては、「男と女」という概念は、実際には精神的にも肉体的にもはっきりと二分できるものではなく、男性的、女性的というのは社会の中で形成されるため、逆に言えば、必ずしも肉体の性別と精神面の性別は一致しない、とする考え方もある。」
     子供の頃、お人形遊びもしたけれど…いつも兄のする事なす事に憧れていたのでプラモデルや車、秘密基地ごっこが大好きだった。TVのチャンネル権は兄にあったので、「ウルトラマン」「仮面ライダー」「キカイダー」「ミラーマン」を見て育った。やはり幼少期の趣味趣向で人格って形成されるんだと思う。
     20代の頃はアキバ系だった。動いたり、光ったりするオブジェを作っていたので電気の配線屋さん、電飾屋さんのある秋葉原に通ってた。エレキットを作るのが趣味で一人黙々とICや発光ダイオードをハンダ付けしてキットを組み立てていた20代後半。今思うとオタクだった(笑)。
     遠赤外線センサーが反応してオブジェに近づくと牛や犬が鳴いたりとか、ワイヤーで作った衣装に発光ダイオードを取り付けて鈴を鳴らすと小林幸子ばりに光るとか、そんなシステムを考えるのが楽しかった20代。今でも日本一ハンダ付けが上手い女なんじゃないかな?と思ってる(笑)。今年はハンダを使ってシルバーコーティングするジュエリーとかを提案できたらなぁと模索中。
     高校の時、女子高に全く馴染めず、ぐれそうになって悩んだけど…ある意味自分の「両性具有的趣味趣向」がワイヤーでのモノヅクリには向いてるのかな〜と今は思えるようになりました。
2008.4.5

春になっても「柄女病」は治らない。
     個性的なプッチのトップスに合わせて作った新作。
     オニキス、香港ボタンをコイリングとチェーンをワイヤーで編む技法で仕上げたフラワーネックレス。
     チェーンを編む技法、仕込みがちょっとガテン系なんだけど…仕上がりはとっても美しいとかなり自己満足。
     講座で提案できたらなっと思ってます。
     20年間ワイヤーでのモノヅクリを続けてきたけれど、まったく飽きることがない。
     人間ならそろそろ倦怠期が訪れてもおかしくないのに…日々ワイヤーという素材に魅了されている。
     ワイヤーに恋して、ワイヤーの事を考えない日はないと言っても過言ではないかも…。
     肩書きは「ワイヤーアーティスト」ではなく「針金バカ一代」の方が私には合ってる気がする…。 
2008.4.6

チェーンを編むというより、チェーン織りのような技法に夢中。
     「Chain   Looming」と名付けてみました。
     英語的に正しいかは謎。
     今日はローズクオーツ、珊瑚、パープル瑪瑙、ピンクオパールなどと合わせて春色のロングネックレスを制作。
     リアルジュエリーとの重ね付けとかも良いかも〜♪
     この技法しばらくはまりそうな予感…。
2008.4.7

春ですね〜♪暖かな日差しの中、流木に顎をのせ、お気に入りのソックモンキーと窓辺で微睡むカブです。
     こんな季節は景色を眺めながらのドライブが最高♪
     今日から車で東京へ。
     新緑に覆われた山々を眺めながらの中央道も良いし〜、富士山を左に右に海岸線の東名も素敵〜♪とうっとりと夢みていると…。
     「夜中12時過ぎに料金所を出るんだ」と夫からのあ〜無情な指令が…。
     そうなんです、今ETCだと夜中12時から4時の間は高速料金が半額に!かなりお得です。
     と言うわけで…暗闇に身を隠し、夜逃げのように高速を一人爆走する私です…トホホ(笑)。
     大好きなEverything   but the girlの「Driving」の詩とマッチするシチュエーションだ。
     tretching away as far as my eye can   see deserts in darkness,
     my hand on the wheel.
     Loverboy,please call me   home,
     a girl can get lonely out here on her   own.
     
     見渡す限り 暗い荒野の続くところ
     ハンドルを握りしめている
     愛しい人よ 私に電話してほしい
     こんなところでひとりきりなんて 
     女の子にとって淋しすぎるの
     
     しかし夫は10時消灯6時起床の人。電話がかかってくる事はまずない…(涙)。 
2008.4.16

新刊本「ワイヤーモード」が来週21日の発売が決定いたしました。
     本の出版に合わせてexciteのアトリエというサイトでインタビューの特集記事を掲載していただけることになりました。
     詳細は来週UPさせて頂きます。
     何卒よろしくお願いいたします。
     針金まみれの自宅アトリエの様子もご紹介していただけることになり、愛機EOSでパシャパシャと撮影。
     撮影用に久しぶりに花なんぞも生けてみました〜。ま〜生けたというより投げ入れたというのが正しい表現ですね…。
     でもやっぱりお花があると気分が上がり↑ます。
     2年前に「おしゃれ工房」で紹介させていただいたナプキンリングはキャンドルの飾りに使ってます。
     自由な発想で身につけたり、使ったりできるのもハンドメイドの醍醐味。
     講座でも私が思いもつかなかった素敵なアイデアでワイヤー作品を楽しんでいらっしゃるお姿を拝見したり、お話うかがうととっても嬉しくなります。
     人間ってみな一人一人考え方も違うし、趣味趣向も違ってるからこそ人それぞれ個性があって面白いんだな〜と思う今日この頃。
     「常識的には」とか「これはこうでなくてはいけない」とか一つの思想に押し込めようとするのは悲しいことだな〜。
     しかし、放任主義の我が家…放縦すぎる私に少しは常識的な人間になって欲しいと夫は密かに思っているのかもしれない…。
     「自由」への感謝をつねに忘れてはいけない…。 
2008.4.20

21日に新刊「ワイヤーモード」を出産いえいえ出版いたします。
     http://www.mariashobo.jp/books/review.php?num=16&item=s1602
     21日に刷り上がるので書店やAmazonへは2.3日後とのこと…。
     今回はドュマンデモアの鈴木千晴さん、ビーズのお兄さん西澤英一さんのお力添えで無謀にも構成、文、スタイリングも手がけました。
     難産でした〜生みの苦しみを味わいました〜。
     その分、目の中に入れても痛くないほど可愛い我が子です。
     (いやいや実際は角があるのでかなり痛いですぅ。親バカでスミマセン…)
     しかし、約半年間の引き篭もり生活ですっかり産後太り状態。
     今回はハウツーだけでなく、どうファッションと合わせるかまでを提案した本なのに…服がはっはいらない…ガーン。
     我が子の為にもダイエットを決意するママなのでした…トホホ。
     
     書店などでお見かけの際はご高覧くださりご批正ご指導賜れば誠に幸いに存じます。 
     さらにこの子をお家に連れて帰っていたただけたら嬉しいです(笑) 。
     よろしくお願いいたします♪ 
2008.4.24

手芸やハンドメイド作品、雑貨の作り方ポータルサイト「アトリエ」
     http://atelier.woman.excite.co.jp/
     にてインタビュー記事を   UPしていただきました。
     5点のワイヤー作品レシピも公開しております。
     「アトリエ」楽しい素敵なサイトです。ぜひぜひご覧になってくださいね♪
     新刊「ワイヤーモード」、「モードジュエリーメイキング講座」についてもご紹介していただいております。
     しかし、「ワイヤーモード」は流通の関係でAmazonでは5月ぐらいにUPとのこと…。
     今回の本「ワイヤーモード」、自分で言うのはなんなんですが…レシピが素晴らしいんです♪
     ソシアスの山口先生の手がけるレシピイラスト、編集は日本一、いや世界一!と胸を張って断言できます♪
     ぜひぜひご覧になっていただければ嬉しいです。
     よろしくお願いいたします。