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2007年 12月

NYのクリスマス

2007.12.1

引きこもり生活が続くと、制作しながら楽しかった旅の思い出がフラッシュバックしてくる。結婚して嬉しかったのがイニシャルが大好きな街「N .Y 」とお揃いになったこと…。
3年前の12月に憧れていたNYへの一人旅。3年ぐらい溜め込んだマイルをどかんと使った。行きの飛行機で隣の席のアメリカ人に「クリスマスの時期に一人でNY!それも6日のショートステイ!変わってる〜。」と言われた。でも欧米人と違って日本人のバカンスの日程はこんなものと反論。それに一人旅は気楽で好き。
目的は美術館巡り、ビーズ問屋巡り、クリスマスディスプレーの見学。しかし彼の言う通りに、美術館だけでも6日間では足りなかった…。MOMA 、グッケンハイム、メトロポリタン、フォークアートミュージアム、クラフトミュージアムを駆け足でまわった。美術館の中には撮影OKの美術館があることにもびっくり。日本では考えられないので、恐る恐るMOMAで撮影。その勢いでグッケンハイムで撮影しようとカメラを取り出したら、警備員ががーっと駆け寄ってきて叱られた。逮捕されるかとヒヤッとした。メトロポリタン美術館では金のワイヤーで天然石をメガネ留めで繋げたビザンティンの時代の作品を発見。
ブロードウェイの先WEST37th STにはビーズ問屋が軒を連ねる。
巨大なショップはPHOENIXhttp://www.phoenixbeads.com/
アメリカ製のビーズというのはほとんど存在しないのだけど、日本ではありえないコブシ大の天然石がゴロゴロしてたり、カレンやバリシルバー、エスニックなパーツなど品揃えも豊富。チェコビーズも日本とは違ったセレクションがNYって感じで面白かった。でも一番繁盛していたのは、ほぼ日本と同じ品揃えで日本人スタッフがキビキビと働く「TOHO SHOJI」だったりする(笑)。
その中でもこじんまりした店内に乱雑にビーズがひしめき合っていた「YORK」 http://yorkbeads.com/が名前の通りなんだかNYらしくてお気に入り。

NYのクリスマス2

2007.12.2

ティアラが輝く5番街のゴージャスなカルティエ、1時間おきに音楽とともにイルミネーションが輝くサックスフィフス AVE、スワロフスキービーズで作られた眩いオブジェと陽気な店員さんが印象的なロックフェラーセンターの前のスワロフスキーの出店。ビーズを効果的に使ったウインドーディスプレーもとても幻想的だ。
想像していた以上に夢の中の世界のようなNYのクリスマス。
街全体が大きなクリスマスツリーでその中に自分が入り込んでしまったような錯覚に陥った。ヨーロッパの伝統的なクリスマスにゴージャスさをプラスした感じだ。
その感動を日本に戻って夫に伝えると…
「アメリカは京都議定書に調印してないからな〜電気使い放題だ。」
と夢のない一言。
う〜ん確かに、アメリカが先陣を切ってクリスマスのイルミネーションをソーラーシステムとかにしたらもっと素晴らしいだろうな…。
一人旅の欠点は、美しい風景に感動しても隣に共感してくれる人がいないことと、一人ご飯が寂しいのと、自分の写った写真を撮影できないこと。エンパイヤステートビルの展望台の鏡に写る自分を周りに笑われながら寂しく撮影してみた。
しかし、クリスマスが近づくと…「たとえ変人と言われてもNYにまた行きたい!」とかなりうずうずしてる引きこもり生活。

罪の果実

2007.12.5

旧約聖書「創世記」のアダムとイブが神から「禁断の実」と指定された「善悪の知識の木」の実は絵画などでは「リンゴ」で描かれている事が多い。
「禁断の実」の誘惑に負けたアダムとイブは「失楽園」。
そして人間の祖先となった…。
いつも大変お世話になっているビーズのお兄さんから箱いっぱいの「禁断の実」が届いた。
蜜がたっぷり入っていて新鮮で、夫と義母と毎日美味しくいただいている。
たとえ神様に咎められようがやっぱり「リンゴ」が好き♪
愛しいコンピューターはAPPLE。
大好きな街はBIG APPLE。
そして作業のBGMでヘビロテ中なのが椎名林檎の「りんごのうた」
♪赤いリンゴに 口びるよせて〜♪の並木路子の「りんごの唄」とは別物。
何年か前のNHK「みんなのうた」で流れていたらしいのだけど…ザ・ピーナッツのような昭和歌謡を彷彿させる哀愁漂うメロディーラインとちょっぴりエロティックな詩にはまっている。
子供向けの唄ではない気がするのだけど…。
作業もラストスパート…りんごをほおばり、「リンゴのうた」を口遊みながら頑張ろう。
♪召しませ〜罪の果実〜♪

チーム男前

2007.12.17

先週3日間体育会系合宿のような撮影でした。
今回撮っていただいたのはご本人も写真も美しいフォトグラファーたやまりこさんです。
http://www.marblecoco.com/
そしてスタジオではなくオール自宅ロケ、鈴木千晴さんのお力をお借りしてのセルフスタイリングの本なんです。
チャーミングな編集の島野さん、たやさん、鈴木さん、そして私とほぼ「女だらけの撮影会」でした(笑)。
しかし、重い机や植木をあっちこっちに移したりと、かなり男前の4人。
ずっと孤独な引き篭もり生活で制作した後のチームプレーに心地よさを感じます。
本は「チームで素敵な世界を表現しよう!」というみんなの血と汗と涙の結晶なんだと実感。
3日目夜に最後のキャンドルのカットを撮った後に記念にパチリ。
チームワークも最高潮に達していたのでチーム解散、そしてお別れが名残惜しくて男泣き…。
大金さんの素敵なブーケやアレンジメント、そしてモデル「カブ」も登場します。
この後はテクニックの撮影、文章作成、校正…まだまだ長い道のりですが、頑張ります♪

妖艶のフルーツ

2007.12.19

今年もいつも大変お世話になっている工具メーカー五十嵐プライヤーさんから「ル・レクチェ」を頂いた。
箱を開けた途端に部屋に芳醇な甘い香りが充満した。
フルーツというより上質なパフュームのような香り。
「妖艶のフルーツ」という箱のコピーがぴったり。
新潟の三条市「Nature Farm 渡辺果樹園」で生産されている。
http://nature-farm.com/index.html
月と他の惑星の位置関係で収穫の時期が毎年決められて、収穫してからの40日間の熟成期間はモーツアルトを聴かせているとのこと。
口の中に入れるとすっと溶けていくような食感。
ワインやシャンパンと頂くとなんともエレガントな気分に。
最近のガテン、男前の生活に潤いを与えてくれた「ル・レクチェ」。
グラマラスを越える、ファービュラスなフルーツ。
(VOGUE1月号のコピーをパクりました(笑)。VOGUEのジーン・クレールが語るファッション&コスチュームジュエリーの歴史という特集は必見です!)

ノエルとクロエ

2007.12.24

先週は久々の東京。
お気に入りの三井ガーデン銀座に宿泊。
お部屋はコンパクトなのだけど銀座を見下ろす眺望が圧巻。
名古屋の牧歌的風景と違って高層ビルが立ち並ぶ東京の風景って「頑張るぞ〜」とユンケル飲んだようなパワーが漲ってくる気がするから不思議。
2ヶ月間の座敷牢のようなアトリエ引き篭もり生活。
「久々にシャバに出たぞー」というぐらいの解放感を味わう。
夜は友人や仕事関係の方々との楽しい会食。
昼は時間があったので銀ぶら♪
「世界一好きな場所」と言っても過言ではないBARNEYSにふらふらと吸い込まれるように入っていくお馬鹿さん。
SALEになっていたクロエのブーツに思わず一目ぼれ。
「ブーツ購入禁止令」をやぶって大人買いしてしまった…あ〜。
だってかわいいの〜。やはり靴には魔力があるに違いない…。
しかしそんな言い訳が通じるわけはなく、夫に叱られた。
このクロエのブーツに誓って来年は家の事も仕事もバリバリ頑張るから〜お許しを…。
BARNEYSの後はmariagefreresでノエルのティーバックとチョコを購入。http://www.mariagefreres.co.jp/
mariagefreresの接客、ホスピタリティーは世界一なのでは?と思ってしまう。
「ここはパリ?」って錯覚してしまうような店内の雰囲気もパーケージデザインも大好き。
BARNEYSもmariagefreresもモノを買う「物欲」の為だけではなく空間を楽しみ、心地よい接客に酔いしれ「モノ」以上の喜びを味わう事ができるのだ。
決して「あ〜買っちゃった」という後悔を感じさせない魔法のお店。
「これは買い物ではなく勉強なの♪」と散財を自己弁護しているクリスマスイブ。

チーム男前 in 京都

2007.12.30

年の瀬の京都。
なんとも風情があります。
しかし、仕事…(泣)。
2日間、たやまりこさんのスタジオでテクニックの撮影。
http://www.marblecoco.com/
ソシアスの山口さん、たやさん、編集の島野さんと再び「女だらけの撮影会」チーム男前 in 京都(笑)。
朝ごはんに頂いた「京のお粥定食」、撮影終了後に鴨川沿いのおしゃれなカフェefishで食べた「豆とおくらのカレー」が美味しかった♪
いえいえ食べていただけではありません、ちゃんと仕事もしたんですぅ…。

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