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2007年 10月

CURIOUS GEORGE

2007.10.1

幼稚園のバスを新しくすることになり、夫に「きりんを描いて」とリクエストされて描きました。
慌てて描いたけど結構かわいいとまたまた自画自賛。
自分の描いた「きりんのバス」が、かわいい園児さんを乗せて町中を走ってると思うとワクワクします。
この絵は尊敬するH.A.レイの画風をかなり意識しました。
H.A.レイは「ひとまねこざる」シリーズの作者です。
子供のころから「おさるのジョージ」が大好き。
ジョージが器用に壁に絵を描いたり、新聞で船を作る姿に憧れました。
なんでこんな素晴らしい絵を描いて「いたずら」と大人にジョージは怒られるのだろう?と子供ながらに疑問に思ったほど…。
「ジョージ」の影響で図画工作が大好きになり、美大を目指したといっても過言ではない気がします。
こうやってバスの絵を描けた事を「おさるのジョージ」そしてH.A.レイに感謝。

BPQC

2007.10.4

来年の本の出版へ向けての材料の仕入れに東京へ。
東京に着いたその足で市場調査の名目で久しぶりに新宿伊勢丹へ。
伊勢丹のアクセサリーコーナーはDonatella pellini、stephen dweckなど気になる海外のコスチュームジュエラーの作品が一堂に会し、まるで博覧会のよう。かなり見ごたえがあります。
目の保養の後は地下2階のBPQCへ。
まずは大好きなBONJOUR RECORDへ。
ここのCDショップはフランスのレーベルなどの品揃えが充実。
KARL LAGERFELD×VOGUEのCDなど4枚を清水買い。
制作のBGMに良さそうな音をセレクト。
ずっと気になっていたオーストラリアの化粧品JURLIQUEでマスク、リンクルクリーム、ハンドクリームを購入。シンプルなチューブの容器がいかにも自然派化粧品という雰囲気を醸し出してる。
ローズやハーブの香りも良く、刺激も少ない。
クリームは見た目もまるで軟膏のようで気軽に使える。
お値段もオロナインH軟膏ぐらいだったら、なお良いのにな〜。
カブへのお土産はボールとおやつ。
カブと私の癒しグッズを購入できたので、しばらく引き篭もり制作活動に打ち込めそうです。
ふと気付いたら夫へのお土産が何もなかった…。
懺悔の気持ちを込めて夕飯のポトフをこれからコトコト煮込みます。

釣りバカ日誌5

2007.10.5

こんな事にうつつをぬかしていてはいけないと判っているんです…。
でも猪突猛進、思い立ったが吉日な性格なので…。
「叶姉妹の釣具」のデコルアーを制作。
美濃の魚の反応する色を緻密に分析し、制作した「デコルアー」。
きっと世界初のはず?
今度は試してみたくてうずうず。
今週末は釣りの予定なのだけど、お天気が気になるところ…。
「デコてる坊主」でも作ろうかな〜。
「ハマちゃん」と化している自分が恐い…。

どよんだ〜?

2007.10.8

今日は夫の53才の誕生日だった。
誕生日プレゼントはPatagoniaの釣りにも使えるレインウェアにした。
Patagoniaは世界の自然環境の保護、回復のために毎年売上の1%以上、現在までに総額2900万ドル相当の寄付を行なってる。http://www.patagonia.com/web/jp
最近、利益追求だけでなく社会貢献もしている企業が欧米では目立ってきている気がする。
「日本だとこういうのって偽善者ぽくって敬遠されるからまだ少ないのかな〜」と言ったら、「税制の問題だね。アメリカでチャリティーが盛んなのは税の優遇措置があることもおおきいよ。」と夫が教えてくれた。
歳の離れた夫と結婚して良かったなと思うのは政治経済のことなどを解説してくれることと私の日本語を直してくれる事。
英語が堪能な訳ではないのだけど…勘違いした思い込みの読み方などで日本語を覚えたまま大人になってしまった。
結婚して12年の間に多くの正しい日本語を夫に教えてもらった。
今日は岐阜に雷警報が発令されていたので釣りを諦め、島崎藤村の「名も知らぬ遠き島より流れよる椰子の実一つ…」の舞台である伊良湖岬に「椰子の実」でなく流木を拾いに出かけた。
海を眺めながら「水がどよんでるよね〜」と言う私にすかさず「よどんでる」と校閲さんのように訂正してくれる夫。
無意識に「どんより」と「よどんだ」で造語を作っていた私…。
どうかこれからもずっとボケないで、私にとっての国語学者金田一春彦のような存在でいて欲しいと切に願った夫の誕生日。

American Apparel

2007.10.9

伊良湖からの帰りは知多半島までカーフェリーに乗船。
カブと甲板に出て「タイタニックごっこ」を…(笑)。
海ファッションはAmerican Apparelのチューブトップと10年以上着古したくたびれたシャツに「ビーズ・ニュース12」で紹介させていただいた水牛ビーズのロングネックレスを合わせた。
ボリュームがある2連のネックレスなのだけど、水牛ビーズ、ボーンビーズとプラチェーンという軽量な素材の組み合わせなので長時間身に着けていても肩が凝らない。
誌面ではジャケットに合わせたけれど、こういったリラックスした服に合わせるとぴりりとスパイスのような役割をしてくれる気がする。
海風が冷たいかも?とカブにもAmerican ApparelのDog T を。
American Apparelは昨年ぐらいに日本でも代官山などにもショップができた。
ネットでも購入できて日本での発送なので注文して2、3日で届く。http://store.americanapparel.co.jp/
アメリカのユニクロみたいなお店なのだけど、余分なレースやリボンなどがついてないシンプルなTシャツやキャミソールなどが気に入っている。
シルクやカシミヤなどの高級素材はいっさい使わず綿にこだわり、なおかつMade in USAにもこだわっていて、心なしか素材や縫製はZARAやGAPより良い気がする。
TheoryのTシャツ1枚の値段で3枚ぐらい買えてしまうお手ごろなお値段。
カタログのモデルさんもがりがりのスーパーモデル系ではなく、なんとも親しみがもてる人ばかり。
ある意味自己投影しやすく「これはぽっこりお腹が目立つな」とか「二の腕がパンパンになるな」と購入する際の判断材料に…。
徹底して普通さにこだわった非凡さがAmerican Apparelの魅力。
高価なヴィンテージビーズや珍しいパワーストーンも使ってないのだけど、洋服に合わせた途端に普段着もパッと華やぐようなそんなこだわりを持ったジュエリー制作を私も目指したいな。

Hand to Heart

2007.10.13

NY在住の尊敬するビーズアーティスト丸橋美方先生
http://www.yoshiesjewel.com/
とランチをご一緒するという幸運に恵まれた。
丸橋先生のポップで遊び心溢れる、ステッチやビーズクロッシェの素晴らしいテクニックの作品に今までワイヤーの作品しか興味のなかった「針金バカ」の私もいつも魅了されていた。
NYでビーズソサエティーを設立され、本場アメリカのビーズショーで数多く受賞されている先生は私にとっては雲の上の存在、ビーズ界の神様のような方。
かなり緊張してご一緒した私。
しかし先生の気さくな温かいお人柄、楽しい話術に引き込まれおしゃれなレストランで大爆笑を繰り返してしまったほど…。
ビーズ・ソサエティーの事、ストリンガーのお仕事の事などなど勉強になることを沢山伺って、「あ〜千夜一夜で先生のお話を…」と思わず懇願してしまった夢のような時間でした。
10月19日にマリア書房より出版される「パールストリンギング ニューヨークオゥルノット」はプロフェッショナルな見地から判りやすく解説されたご本。
プロを目指している方から「ストリンギングって?」という私のようなまったくのド素人までもが楽しめ、また日英二カ国語という画期的なご著書です。
丸橋先生の大ファンになってしまった私。
お別れ際に握手していただいた時には感動のあまり泣きそうになった。
今までヨン様やアイドルを夢中になって追っかけ、成田とかで涙ぐむファン心理って謎だったのだけど、ちょっと理解できた気がする。
先生が書いてくださった「Hand to Heart」という言葉がガツンと心に響いた。

釣りバカ日誌6

2007.10.14

今日の釣りファッションはダイアンのレトロ柄ラップワンピにレギンス、そしてビーズ・ニュースプラチナで紹介させていただいたビーディングのロングネックレスを合わせた。
なんとなくご法度な感じがしていた「釣場にワンピ」が可能になったのもレギンスの流行のお陰。
しかしこのレギンスは「股引き」「ステテコ」を彷彿させると男性受けはイマイチみたい。
ま〜殿方受けを気にしているようなお年ごろではないけれど…(笑)。
今日の格好を見るなり「わっ派手!」と夫は絶句。
確かに神聖な釣りをかなりバカにしたファッションかもしれない…。
この秋は「黒」と雑誌に踊らされて、ほぼ毎日喪服のような状態でかなりフラストレーションが貯まっていた反動なんですぅ…。

今日は待ちに待った「デコルアー」デビューの日。
しかし、結果は惨敗というか玉砕状態。
魚影のめちゃくちゃ濃いところに投げても、「デコルアー」の通り道がまるでイスラエルの民を導くモーゼ状態で魚影が真っ二つに割れる。
「デコルアー」の輝きが神々しすぎるのか…。
派手すぎると人にも魚にも拒絶されることを改めて学習した(笑)。

5年前に他界した実の父は刈り上げヘアーやスパッツが大嫌いだった。
学生時代のいかにも美大生な私のアバンギャルトな服装を見るたびに顔をしかめていた父。
名称が替わっただけで、スパッツと何ら変わりがない私のこのスタイルも草葉の陰から嘆いているかもしれない…。
今年レギンスを履くたびに「ナオミ〜お願いだからそんな格好はやめてくれよ〜」「なんでそんなにいつもエキセントリックなんだ!」と私を叱る父の懐かしい口調と声の温もりが脳裏に蘇ってきて、亡き父を偲んでは涙している。

ビーズ番長

2007.10.21

「いつの日か大漁を!」「釣りバカ日誌の続きを楽しみにしております。」などなど全国から励ましのメールを多数頂きました。
お馬鹿な日記へのおつきあい本当にありがとうございます。
嬉しくって感激です♪
しかし…来年出版本の作品制作で「鶴の恩返し生活」に突入しました〜。
しばし釣りはお休み(涙)。
今回の本用に仕入れた大量のビーズの横にぴたりと寄り添って番するカブです。
すぐサボります…(笑)。

バッサリ記念日

2007.10.28

寝食忘れるほど制作に没頭していた。
お風呂に入る時間ももったいなくなってきて、自分の放つ悪臭に苛まれながらも作業していたら、夜中にとうとう気がふれた…。
「長い髪は仕事の邪魔」とはさみでチョキチョキ切ってしまった…。
父が生きていたら「エキセントリックな!」と叱られる、失恋した女子中学生レベルの突発的行動。
夫からは「次に切る時は剃髪にして瀬戸内寂聴みたいに悟りをひらけ!」と叱咤激励を…。「尼寺に行け」ということか…。ハムレット?「生か死かそれが問題だ」(笑)。

さすがに、このままの散切り頭ではまずいので、いつもお世話になっているCUBEの小田さんにカットしていただいた。
15年ぶりぐらいのショート。
軽い、すっきり。
バッサリ記念に小田さんとパチリ。
右の写真は2年前に雑誌の仕事で小田さんにゴージャス巻き髪にしていただいた時のショット。
今見ると笑える。
30代の思い出だ。
40代はショートが似合うシャープな女目指そう♪
まずは体型から…。

コラボ講座

2007.10.31

明日の大阪NHK文化センターと11月26日(月)の全日空ホテルの講座はフラワーアーティストの大金建浩氏とのコラボレーションです。
フランス製ののガラスボウルに合わせて、黒化することもできる銅線でバスケットを製作します。
でき上がったバスケットにブリザーブドフラワーをアレンジしていただきます。
大金先生からプロのアレンジメントの極意を伝授していただけます♪
花の色も選べるそうです。

日記を読んでくださった仕事関係の方から「お風呂にはちゃんと入ったほうが良いと思います。」と真剣に心配していただいた…。
夢中で制作してるということを表現したくて書いた日記だったのだけど…単なる「不衛生な女」というレッテルを貼られてしまった…(笑)。
明日はちゃんとお風呂に入りますので、悪臭は漂わせないかと思います。
安心してご参加くださいね♪
ご一緒できるのを楽しみにしております。

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